長い長い夏休み [映画]
日本中至るところに傷跡を残して梅雨が過ぎさりつつ、
見上げれば子どもの頃から変わらない夏休みの空。
白くて大きな雲が青い空にぐんぐん伸びています。
早起きは苦手だけどして、どこかでやっていると思うラジオ体操に参加して、
小学生の頃の夏休みをやり直したりしたくなります。
先週からBSでチャップリン特集をやっていて、時間帯が8時から10時くらいだから、
夏休み中の子どもたちも見れるかしらと思って少しうれしくなったりしました。
私の人生の座右の銘は、「愛こそすべて」と言ったら、大げさですけどそんな感じで、
チャップリンの映画にはそれがあると思います。
彼自身の映画に対する愛でもあるし、つまるところ人は生きているだけでも美しいみたいな
テーマがあっていいなあと思います。あくまで私の主観ですけど。
わたしの人生ベストワンの映画「街の灯」もありました。
何度も見たけど、おばかな人生をひたすら一生懸命生きていかなきゃいけない、
わたしたち人間てなんておろかで、でも美しいなあと思ったりします。
カラーテレビが生まれた頃からある昭和50年代の子どもであった私でも、
トーキーじゃなくても大丈夫だから、プラズマテレビに見慣れた今の子どもでも、
チャップリンの動きには眼を奪われると思います。
たくさんの子どもに観てもらいたいなあと自分で見ながらふと思ったりしました。
そんなことより、きっとわたしの海水浴の思い出のように、
いくつになっても色褪せない長い長い夏休みをみなさん過ごしているのでしょう。
どれを見ても泣けるんですよね。
偉大な俳優でしたね、チャップリンって。
by たいへー (2006-07-29 13:24)
こんばんは。コメントありがとうございました。
チャップリンは昔見ましたが、どれも感動するものばかりですね。
おっしゃるように、この映画には愚鈍なまでにひたむきな愛があると思います。
今の子供たちは何で愛を感じ取っているのでしょうね~。
by horigon (2006-07-29 21:50)
takepiiさん、先日オードリーの記事にコメントを下さってありがとう
ございました。俺もチャップリンが好きで今回BSでやっている
チャップリン特集も家族で欠かさずに見ています!(だいたい放送が
夕飯時と重なるので)俺も「街の灯」はチャップリンの作品の中でも
1,2を争うほど好きな作品です。この作品を見ているとチャップリン
演じる放浪者の”無償”の愛と言いますか、自分の身の危険を顧みずに
お金を工面する1人の”紳士”。ラストシーンで最初はチャップリンを
命の恩人と気づかなかったのがヒロインの女性がチャップリンの手の
ぬくもりを感じてやっと気づく所が良かったです。最後のチャップリンの
アップのシーン(1輪の花を持って微笑むシーン)が忘れられないです!
by lacoterouge (2006-07-29 23:53)
たいへーさん。いつもありがとうございます。偉大な俳優であり、偉大な監督。彼自身の人生はそれほどたやすくなかったとしても、いいものってやはり残るものですね。
horigonさん。ありがとうございます。今の子どもは何で愛を感じているのか、残念ながらまだ子どもなしの私にはわかりませんが、子どもが出来たらぜひ見せたいと思うのがチャップリン。押し付けにならないようにしたいですけど。
L'INTERDITさん。ありがとうございます。自分を助けてくれた「紳士」をチャップリンと気づいた時の彼女の表情も好きなんです。妙にリアルですもの。オードリーの映画も夢物語が描いてあるものも多いですがほろ苦い人生を感じさせるものも多いですよね。
by takepii (2006-07-30 12:31)
こんにちは。「街の灯」は僕も大傑作だと思います。
これはあまりにも美しく残酷な物語です。
あの後、あの2人はどうなってしまったのでしょうか?
「独裁者」も少し観ましたが、こんなに命懸けのコメディは他にありませんね。
チャップリンが伝えたかったテーマは普遍であり、
その作品は素晴らしい芸術だと思います。いつまでも残ることでしょう。
by りんこう (2006-07-30 17:10)
チャップリンは、昔NHKで夜によく特集を組んでいたのをよく見ました。ロイドやキートンの映画も面白かったです。「キッド」「黄金狂時代」「サーカス」など好きな作品はたくさんありますが、やはり「街の灯」は特別です。りんこうさんがおっしゃるようにラストの残酷さ。でも、手のぬくもりの記憶が消えないことを示した奇跡的な演出。あのラストのメッセージは絶対色あせないでしょうね。DVD表紙の写真。チャップリンのあの時の表情を見るだけで、こみ上げてくるものがあります。
by 鯉三 (2006-07-30 23:52)
りんこうさん。ありがとうございます。残酷で美しいラスト。彼女の表情にも妙にリアルな現実味がありますよね。わたしも、そこが好きです。
鯉三さん。いつもありがとうございます。色褪せないものだから、映画を愛してやまない方が後を立たないのでしょうね。チャップリンの表情は本当に秀逸だと思います。
by takepii (2006-08-04 21:53)