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おとったん、ありがとありました。 [映画]

8月15日は、おぼんであり、終戦記念日でありますが、

今年にいたってはある意味X(エックス)ディのような感じですね。

参拝するの??どうするの??

わたしには「心の問題」と片付けられない気がして、なぜだか心が痛みます。

昭和天皇の「メモ」が波紋を呼んでいます。

わたしは、のんきにも、昭和天皇の映像を見て、なんだか懐かしい気がしていました。

わたしが、昭和を生きたのは、干支が一回りしたほんの一瞬。

平和ボケしている、若造のわたしが口出すことではないのかしら。

私が知っている戦争は映像の中でしかわからないんです。

テポドンがこっちに向かって飛んできたと聞いても、レバノンでのいつ終わるとも知れない

戦火の映像も、私の好きな映画監督黒木和雄の「父が暮らせば」もみんな同じ映像の中。

自分の身に置き換えたら、わたしと同じように今日明日のことで精一杯の人生。

小さな家族のことを考えるので精一杯の人たちだって、60年以上の日本人と同じように、

レバノンにだって、北朝鮮にだって、いるんですよね。

「父と暮らせば」で宮沢りえが演じる女性は、終戦から3年後の広島に生きています。

戦争の傷跡は痛々しいが、とりあえず明日死ぬともしれなかった3年前と比べたら、

考えられないくらいの普通の日常へ戻っています。

でも、彼女は生きるのがつらい思いをして過ごしていました。死ぬのが当たり前と思い込むほど。

だから、原田芳雄さん演じる幽霊の父と暮らすことになるのですから。

いのちはもちろん、心を破壊をしてしまうものを、やはり私はやすやすと許せないと、

恥ずかしげもなく「戦争が嫌い」と私は言えるようにわたしはなりたいです。

何にも知らない、私たちだからこそ、それを言うのが大切ではないかと思います。

父と暮せば 通常版

父と暮せば 通常版

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD


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コメント 7

たいへー

爆弾も、銃弾も、我々庶民が受ける事になるのです。
軍本部にいる人達には分からないのです。
いつまでこんな事を繰り返しているのでしょう?
by たいへー (2006-07-23 12:25) 

Baldhead1010

こういうことを経ながら人間は進化するんでしょうか。
それとも堕落退化するんでしょうか。
みんな生まれる前は平和な世界で暮らしていたはずなのに・・・。
by Baldhead1010 (2006-07-23 16:11) 

takepii

たいへーさんいつもありがとうございます。庶民、そう市井の人々のことをきちんと考えていろんなことが決まっていくといいと思います。

Baldhead1010 さん。ありがとうございます。進化か退化かというのは本当に誰にもわからないけど、よい方向とは思えませんよね。
by takepii (2006-07-23 21:28) 

デージー

前回の記事も拝見させていただきました。
私も戦争について記事を書いたのですが、やっぱり「戦争」というテーマは、それを経験していない私が軽々しく口に出してはいけないのではないかという不安もあったのですが、takepiiさんの記事を読んで、「いいんだ!」と背中を押された気分になれました。
今を生きている私たちが、世界の一人ひとりが、誇りを持って平和を望んでいけたらいいですね。
by デージー (2006-07-24 01:34) 

takepii

デージーさん。いつもありがとうございます。まずは思うことから始まると思い書きました。でも、いつも自分の考えることの半分も書けないのが残念でなりません。
by takepii (2006-07-28 22:29) 

昭和天皇・・・私、大好きでした。
陛下が亡くなられた時は、高3の冬休みの補習中で
すごく悲しかったことをよく憶えています。
あんなメモがあったなんて・・・それが今頃公開されるなんて・・・
陛下なりに御自身でいろいろ考えてらしたんだなァ~と思うと、
戦争を知らないあたしでも 胸が苦しくなってしまいました。
うまく言えないけど・・・『love&peace』です。
by (2006-07-29 02:24) 

takepii

shibutaさん。ありがとうございます。そうですね、今頃いろんなことがわかるという、それだけ昭和ってある意味特殊な時代だったのでしょうね。
by takepii (2006-07-29 10:35) 

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