わたしはまだ映画というものがわからない [TV・ニュース]
この前、スマステーションを見ていたら、黒澤明特集(敬省略)をやっていました。見られた方も多い
と、思います。わたしは、父親が好きだったので、小さな頃からわりと黒澤映画は馴染み深いもので
した。しかし、小・中学生のころにわかるべくもなく・・・しばらく離れていました。大学生の時に、映画
研究会というのが、私の大学のサークルにあり、そのサークルの方々と近しくお付き合いしていた
ので(入会はしていない)、それをきっかけに邦画、洋画問わず、改めてたくさん見てしみじみいい映
画というのにたくさん出会ったのですが、黒澤監督の映画もまたかなりの感銘を受けたものです。わ
たしは、「乱」「用心棒」「まあだだよ」「天国と地獄」が特に好きですね。人それぞれベスト1はあると
思いますけど。
その、黒澤監督がアメリカのアカデミー賞で特別名誉賞を受けたとき、スピーチでしみじみこういうの
です。
「わたしは、今でも映画というものがわからない」
今日のニュースにイチロー選手が、王監督にバッティングが簡単だと思ったことはありますか??
と問うたら、
「そんな時期はまったくなかった」
一流の人はその自分が追求するものをすればするほどわからなくなってしまうのだろう。
すぐ「わかりました」というのは、本当はまったくわかってないのかもしれない。
一生懸命生きている人に人生がわからなくなるのと一緒かも知れないなあと思ったりしました。
なるほど。
確かに。
物事の表面を見てすぐに「分かった」と言っては
それはある一部分からに過ぎず、
理解はそこで止まってしまいますものね。
勉強になりました。
by mektoub (2006-03-21 19:16)
映画にしても、野球にしても、もちろんそれ以外のものでも、それと真剣に向き合って突き詰めて行くほど、わからなくなるのでしょうね。
だからこそ、成長しつづけ一流になれるのでしょうね。
by (2006-03-22 14:09)
ヨコヤマサナエさん。ご訪問、ナイスありがとうございました。そうなんです。世の中とは死ぬまで勉強となりそうです。
たろうさん。ありがとうございました。一流への道は思った以上に過酷で生き抜くのが大変なようです。
by takepii (2006-03-22 19:54)