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ガブリエル [今日は何の日]

今日は、大天使ガブリエルがマリアに受胎告知の日だそうです。

1893年に大阪~神戸で電話が開通し、1943年黒澤明初映画監督作品「姿三四郎」が封切られ、

そして29年前に私の大学時代からの友人Uさん生誕の日です。

2年前の私は、6ヶ月に渡る人生の休暇を終えたばかりで、

おそらく九州の実家で大きなスーツケースと格闘し、

とりあえずまた大阪で暮らすことになるので、しばしの両親の同居で親孝行しようと

目論見つつ、結局ぐーたらしていました。

この人生の休暇というのは、今のダンナ(その時は彼氏)と一緒にワーキングホリデーを使って、

ニュージーランドでひたすら過ごすというものでした。

その時にはなんとも思いませんでしたが、

最近特に思い出し、観光目的じゃなくどこかへ行くのっていいなあと思っているものです。

そもそも虫が苦手だし、疲れるの大嫌いという名目で、

山歩きをしなかった私ですが、

ニュージーランドではせっかくだから、一生にそう何度もないから

と名目に・・・・と歩いていたのを思い出します。

その6ヶ月間何をしていたかと問われると、

それなりに旅をしたり、氷河の上を歩いたり、ワイン農場で働いたり、

その場所でしかできないこともたくさんしましたが、

ほとんどは、このブログにたびたびお名前の挙がるたいへーさんが

観光で訪れたことのあるニュージーランドの北島にある街クライストチャーチで

ご飯を作り(ほぼ和食)、友人と買い物をし、すしを食べに行ったり、映画を見たり、

ドライブしたり、仕事をせずゆっくり過ごしていただけで、

半年のうち後半は、娯楽の多い日本を恋しく思い、

読みたい本が手に入らない、欲しい洋服のサイズがないとか、

日本の家族や、友人に会えない、

そういう生活に細かいことがを意外にストレスになったものですが、

今思い出しても、やはり、日本以外のところで暮らす身軽さを思ったりします。

ま、その場所では生活者ではなかったですから、

そういう生き方が永遠にできるはずはありません。

わたしは、そこで貯金を使い果たしましたから、

今すぐできるはずもありませんが、いつか又やりたいなあというのが、

人生のひそかな目標になっています。

みなさんは、そういうのを何かお持ちでしょうか?


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皇紀2600年 [今日は何の日]

今夜は日付で言ったら、2/12なので、

もう既に違いますが、2月11日は建国記念日です。

建国された日というわけではなく、建国されたことを記念する日ということに

現在ではなっているようです。

この建国記念日は戦前では、紀元節というかなり立派な祝日だったようです。

戦前には、紀元前660年神武天皇が即位したことを紀元とした、

皇紀○年という歴、皇歴と言われたり、神武歴とも言われるそうです。

神武天皇自体が年代やその実在を確認できない人ではありますが、

明治5年から戦前には皇歴は元号と同じくらい大事に使われていたようです。

今も法令上は廃止はされてはいないようです。ま、生活にはピンときませんが。

その紀元節が建国記念日になったのは、やはり皇紀と言うもの自体が、

戦前の極端なナショナリズムを象徴するものだったからでしょうか。

妹尾河童氏の自伝的小説「少年H」にも、昭和15年に国を挙げて催された、

皇紀2600年の紀元節のお祭りについて、

子ども時代の思い出のひとつとして描かれています。

戦局が悪化し、贅沢や楽しみを奪われていた国民へ盛り上げようと

たくさんのスローガンもうたわれて、妹尾少年もなんだか浮かれた気持ちになったような、

エピソードが描かれています。

ただ、それはやはりちょっとした浮かれ気分を作らせるだけで、

そのあとの締め付けは相当なものだったと言う結論でした。

わたしは、皇歴がどういうものか知りませんが、暦(コヨミ)として、

悪いとは思いません。

そういうものを戦争へ向かわせ、個人を無にするナショナリズムへ

いざなう道具として使われるのは、快く思えないですが。

歴史好きの友人にわたしは以前聞いたことがあるのですが、

神武天皇という方の実在性は非常に低いものではあるようです。

それで、学問以外では紀元前660年即位が定着したのはなぜでしょう??

それだけはネットでは分かりませんでした。

祝日の歴史は結構おもしろいものです。

みどりの日は昭和の日になるようですね。

でも、その方が数百年後の方には元々の由来が分かりやすくていいかもしれません。

昭和も随分遠くなりましたね・・・・・・


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シンデレラディ [今日は何の日]

大晦日です。

1年の終わりの日。

私の趣味の「今日は何の日」に大晦日は別名「シンデレラデー」というと読み、

タイトルとさせて頂きました。

夜の12時までに帰らなければならないシンデレラのように、

1年で一番夜の時間が気になる日であることから、

だからだそうです。なるほど。

1年の大精算をしたいのは、山々ですが

いつも書いているわたしのしょうもない日々に

くだをまいても何も生み出さないので、

年の瀬について思うがままに書いていきたいと思います。

「大晦日定めなき世の定めかな」

私は、ニューイヤーも大好きですが、

あと少しあと少しと暮れゆくこの時間がとても好きです。

明けてしまえば、それでは今年もよろしくと、

意外とすっきりしてしまうタイプです。

ちなみに、「今日も何の日」からよもやま話ですが、

年越し蕎麦を食べ始める習慣は江戸時代中期からだそうです。

年越し蕎麦を残すとその翌年金運に恵まれないそうです。

私のおばあちゃんは、「人生を細く長く生きるためばい!」

と言っていました。

うどんのように太く短く生きるのでなく。

要は、人生長生きしたもん勝ちだ!と

言うことですが、85歳の彼女は見事体現していると言えます。

2年前、ニュージーランドのクライストチャーチで、

街の真ん中でカウントダウンライブと花火というのに

参加したことがありますが、わたしはわりかし

テレビを見ながら穏やかに年の暮れを過ごす方が好きです。

穏やかさというのは、どんなに自分がしたくても、

幸運でないと手にいれることが難しい瞬間だと私は思っています。

身体はゆっくりしていても、心と身体が一心同体であることは

ほとんどないのが日常だと思います。

週末からだは休めていても、月曜日のことを考えて

心はちっとも晴れないことみたいな。

それでも、年末というのは煩悩を打ち払ってくれるせいか

とても落ち着いて過ごせる気がします。

(ただ単にお休みが長いせいかもしれませんが)

私のように家族(といってもふたりきりですが)

遠い空の下家族とはなれて戦地へいる方もいるでしょう。

明日をも知れぬ街で一人きりで過ごす人もいるでしょう。

年末とかお正月の関係ない受験生だっているでしょう。

すべての人によいお正月さんが来るといいと思います。







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モザイク 見えそうで見えない [今日は何の日]

モザイクという言葉は、最初もともとの言葉の意味は、きっと小片を埋め込んでつくる絵(図像)や

模様をあらわす装飾美術のことを言いますが、日本ではもうひとつの意味のほうが

多用されていると思われます。私が住んでいる大阪の隣町兵庫県神戸市にも、モザイクという

海のそばのとっても景色のよい商業施設があるのですが、そっちのほうではありません。

主に、テレビや写真などに使われる「ぼかし」の呼び名として、使われることの方が多いでしょう。

ただ、隠しておきたいこと、隠さなくては表に出せないものを、うまい具合に工夫できるもののひとつ

とでも、言うのではないでしょうか。

わたしは、大学時代、スペイン旅行に行ったことがあります。主にアンダルシア地方を回ったのです

が、スペインはヨーロッパでもめずらしいイスラム美術の影響を受けたところであるらしく、

それはそれはステキなところでした。

このモザイク美術といえば、アルハンブラ宮殿がすばらしく、その手法の影響下を受けた、

ガウディのグエル公園などもタイル模様がなんとも形容しがたい感覚を思い起こさせたものです。

ただ、モザイク美術はイスラムだけというわけでもなく、妹と行ったことのあるヴェネツィアでの

サンマルコ寺院にもあったそうですが、そちらは忘れてしまいました。

タイルを埋め込んで、近くで見るとただのタイルの貼り付けに見えるけど、一定の距離から見ると

それで景色や人物や法則のある一定の文様が浮き出てくる様子が

わたしはとっても好きですね。

このモザイクも近くからは何がなんだかわからない(これは一定の距離を空けると見えるけど)、

というところは、ぼかしの部分のモザイクと共通する部分がありそうです。

見えそうで見えないというのは、人の単純な探究心を呼び起こすようです。

エロティックさというか、ミステリアスというか、ぞくぞくする心の動きを私に思い出させます。

今日、5月28日は、1936年の5月に阿部定事件を起した、阿部定さんの誕生日だそうです。

彼女が生まれたのは、まだ日本が明治といわれていた頃、1905年だそうです。

いろんな映画になったり、小説やドキュメンタリーとして描かれたりしていますが、

誰も彼女の本当の気持ちは測り知ることはできても、

わかってあげることはできないでしょう。

彼女は、事件の後の服役後、特赦で出所した後、名前や経歴を変えて暮らすことを

了承され、普通の結婚をして、普通に暮らしていた頃もあったようです。

その後、マスコミにすべてを明かされ、結婚はだめになり、女中などをして市井の中で暮らしたよう

です。年を経ても男好きだったというエピソードを残して、行方不明のまま現在に至っています。

誰も知らない、阿部定さんに限らず、自分の本当の姿は誰にも本当に知られないまま、

見えそうで見えないままモザイク模様の様に、

単なる宇宙のエピソードのひとつになってしまうのかと思うと、時折ふと感じる

もの悲しさを感じることもあります。

それにしても、久しぶりにスペインに行ったことを思い出したりしましたが、

最近空をみては、旅情に誘われ、ポストを見ても誘われています。



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エジソンの活動写真 [今日は何の日]

日曜日、ダヴィンチコードのあまりの映画館の前の込み合いに負け・・・、

ひととおりブームが過ぎてから見ようと決心。そのかわり、間宮兄弟を近々見ようかと思っていま

す。面白いという人と、そうじゃない人といますが、だからこそ映画はおもしろいと思います。

さる高名な映画評論家である淀川長治さんが、「どんな映画にもいいところは必ずある」と

言ってらっしゃいましたが、それこそが映画の真理のような気がします。手間ひまかけて創られ、

けっこうな値段を払って、映画館に見に行くという行為。映画館の照明が落ちる瞬間は、

どんな映画であろうとも、何度経験しようとも、心がぞくぞくするようなわくわく感を得ることができま

す。

ちなみに、今日5月22日はかの有名な発明家であり、事業家でもあるエジソンが、1891年に

初めて活動写真を公開した日だそうです。エジソンの1%のきらめき・・・うんぬんはあまりにも

有名ですばらしい言葉ですが、この映画の発明もまた、その他の便利なものとは少し違う、

ステキで夢がある発明でした。この活動写真があるからこそ、映画という娯楽が生まれ、産業がで

き、それが芸術まで発展したのでしょう。

冒頭でも触れたダヴィンチコード。世界中で、単なる映画評論とは違う、論議が巻き起こってます

が、わたしは、映画はやはり娯楽というものであり、思想や宗教を表わすものではないと思います。

この映画も、何かの思想に基づいて作られたものではないような気がしますが、それを見て心痛め

る人が実在するのだから、これはしょうがありません。でも、悪意で何か(キリストというべきか)を中

傷したつもりで作られていないだろうから、それが伝わらないのは、少し残念でなりません。

でも、少なからずとも、その映画を作る人々の思い(例えば美への賛辞であり、富への憧れであり、

平和の希求であり、恋のせつなさであり、生きる喜びであったりする)が入っているからこそ、映画

がおもしろいとも言えます。

なんにしても、このエジソンはすごい人ですね。でも、彼のおかげでわたしにも生きる喜びの源とな

る趣味が持てたということで、感謝してもしきれません。


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旅人 [今日は何の日]

ふけゆく 秋の夜 旅の空の♪

この歌は、子どもの頃音楽の時間に習ったもので、覚えている数少ない歌のひとつです。

これを除くと、滝廉太郎「花」とかになってしまいます。

この歌は、「旅路に思うのは、故郷の家路」、遠きところにあるからこそ故郷を思うという

歌で、子ども心になるほどなあと思ったものです。

あとは、ジブリ映画「耳をすませば」の、「カントリーロード」。

これは、「Take me Home, Country Roads」という原曲ありますが、

映画に使われた歌詞いいですよね。

カントリーロード この道 ずっと 行けば あの道に続いてる気がする♪

これも、とても言いえて妙ですが、うなずいてしまいます。

今日5月16日は、旅の日です。

1689年に松尾芭蕉が奥の細道の旅に出た日ということで、日本旅ペンクラブの方が制定

されたそうです。

昔と違い、今では、生まれ育ったところから出たことがないという人は皆無になってきました。

そして、旅行は趣味として、挙げる人も多いですよね。

かくゆう私も、今はほとんど行ってませんが、10代後半から20代まで、いろんなところへ

行ったものです。つい、昨年もNZで半年暮らしてましたけど。

最近は、交通機関の発達で、家から目的地まで、あまり時間がかかりません。

わたしは、大阪に住んでいて、地元の熊本市に時々帰りますが、

飛行機では1時間くらいです。少しは、旅気分を味わおうと新幹線と特急(九州はまだ新幹線

が九州縦断していない)を乗り継いでも、4~5時間くらいで着いてしまいます。

夜行列車に一回くらい乗ってみたいという気持ちもありますが、今は利用する人が少なく減少

傾向にあると聞いています。

列車の旅というのは、飛行機や自動車、他の交通機関に比べても、旅情をそそるものです。

そういえば、最近の旅というのは、レジャーであっても旅情というものとかではなくなって

しまっていますね。

かくゆう私も、旅路に思うは、おみやげのことばかり・・・。

最近、忙しくて、どこにも行けてないし、昔のように思いついた駅で降りたりしなくなっています。

途中下車できる自由とは、時間のある者の特権のようです。

ゴールデンウイーク、鎌倉に行った友人がいます。

その人は、母親と一緒に行ったそうですが、それについての手紙を今日受け取りました。

彼女は大変、文章のうまい人で、内容は書けませんが、旅人の気持ちが良く出ていました。

「知らない街を歩く」という旅の醍醐味を表現しているというのでしょうか。

おいしいご飯、名所旧跡、豪華な宿・・・といたれりつくせりの場所があっても、

「知らない街を歩く醍醐味を感じない」と旅は、ただの旅行に化してしまうのではないでしょうか。

旅人ではなくて、旅行者になってしまう気がします。

ただ、旅のいちばんの楽しみは、帰る家が故郷があるからこそのものですね。

永遠の旅人にあこがれる時もありますが、やはり、旅に出ると、2,3日目から

帰ったらあーしようとかこーしようとか、なっちゃうほうです。

帰れる家があるから、安心して旅人でいられるというのが、どうも私の旅のようです。

人生も旅・・・と言われますが、人生の旅路は人生たった30年しか知らないわたしでも、

帰りたい 帰れない さよなら カントリーロード♪

というもののような気がします。

思えば遠くへ来たものだ・・・とふと思ってみたりします。

でも、帰れないからこそ、人生の旅路はステキなものであるのかもしれません。




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アイスクリン [今日は何の日]

今日は仕事先で、ちょっと新しい仕事の簡単な試験がありまして、その試験は喋って回答するとい

うものなんですけど、久しぶりに緊張しつつも合格しまして、なんとか胸をなでおろした日でした。

わたしは、大きい口をたたきますが、ノミより小さな心臓の持ち主で、

緊張するとあせってしまうタイプ。簡単な試験でも、内容以前に落ち着け落ち着け

と、自分をなだめるのに往生した次第でした。これは、どんな試験や発表をする機会の時は、学生

の頃からずっとありますので、持って生まれて性格というのは、なかなか変わらないものです。

ちなみに、今日5月9日はアイスクリームの日です。1869年(明治2年)の今日、横浜の「氷水

屋」の町田さんが日本初のアイスクリーム、「アイスクリン」を製造販売したそうです。

その当時、アイスクリームは大変高価なもので、今のお金でも8000円くらいしたそうですよ。

ちなみに、わたしが幼少の頃(小学1,2,3年生ころくらいまで)、わたしの生まれ故郷の街には、

車や自転車で移動するお店が良くまわっておりました。時はまだもちろん昭和であります。

代表的なのは、「ロバのパン」で、全国津々浦々で同じ名前のお店の存在があるらしいのですが、

私の故郷の近所をまわられる方は、蒸しパンに、あんこやクリームやチョコレートやジャムなどを

はさんで、50円くらい(ロバのパンは高校生の頃までまわっていて、最終的には70円から80円くら

い間でになった)で売っていました。

実は、その中に「あいすくりんや」があったんです。名前は同じで別物だと思いますが、

バニラでも、フルーツ味でも、チョコレートでもなく、本当に砂糖と卵と牛乳で手作りされたかのような

アイスクリームを売っていました。値段はおぼえていませんが、1コインでおつりがあったと思いま

す。

母自身が幼少の頃、自分の家で手作りしていたアイスクリームはこういう味がした

と言っておりました。

本当に食べたのは、数えるほどなんですが、

ほんわかと甘く、でも甘すぎず、今でもその香りまで思い出すのは、なぜでしょうか。

きっと、子どもの頃の思い出のひとつであるからかも知れません。

そういう移動するお店というのは、だいたいそのお店のテーマソング的なものを

流しながら街を練り歩いています。

ロバのパンは歌がありました♪

「あいすくりんや」さんは、音楽はなかったのですが、自転車でおじさんが売り歩いてまして、

ちりんちりんと自転車のベルが鳴り続けるのです。

わたしは、年の近い妹がひとりおりましたが、姉妹ともその音楽やちりんちりんがなると、

もうダメ、そんなにおなかがすいてなくても、そわそわしておりました。

母や祖父母にいちおうは頼んでみるのですが、

運よく買ってもらえることは、稀であったと思います。

呼び止めて買ったあいすくりんは、今思うと、他の店で買ったものより特別おいしいわけでは

なかったと思いますが、その味には心ときめくものがありました。

もらった小銭を握りしめて、「すみませーん」と玄関前で、あいすくりんやさんの自転車を呼び止める

瞬間は、なんだかちょっと誇らしい気持ちすらあったような気がします。

しかも、大人になった今では、その味が、取り戻せない子ども時代と重なり、なおいっそう

甘美なものとして、その余韻が残っています。そして、ほとんど忘れてしまった小さくて幸福であった

少女時代へ私をいざなってくれます。

今回添付したいちばん上の写真のアイスは、私が今いちばんひいきにしている、ハーゲンダッツの

チャイ味です。今じっくり考えても、それよりあいすくりんがおいしいと思うのは、人の性格は時間を

経たからと言って変わらないのと同じ、三つ子の魂なんとやらというものでしょうか・・・。


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オペラ座の怪人 その仮面の下 [今日は何の日]

ゴールデンウイークも残すところあと1日です。海外旅行したり、里帰りしたり、国内旅行したり、ピク

ニックや行楽地へ出かけたり、あるいは逆にサービス業で仕事だったりと、いろいろ過ごされたこと

と思います。私自身は、鈍い風邪にやられ、昨日は、せっかくちょいと大阪通天閣の方に、遊びに行

ったのに具合が芳しくなく、そうそうに帰宅・・・。ま、しょうがあるまいです。大きいことからちいさなこ

とまで思い通りにいかないのが、人生ですから。

ちなみに、今日、5月6日は「オペラ座の怪人」の原作者ガストン・ルルーの誕生日だそうです。

彼は、「オペラ座の怪人」が代表作でありますが、ミステリー作家としてはよく知られている人で、

この作品以外にも、有名なようですね。ただ、実際はありとあらゆるジャンル(SF,ファンタジー、

歴史小説、政治小説など)もあり、生きている時代には記者、法律家としても活躍されていたようで

す。「オペラ座の怪人」は、1910年フランスで発表された小説らしいのですが、日本はもちろん

世界中で、ミュージカルとして知られ、幾度とも舞台化、ドラマ化されています。

恥ずかしながら、わたしはだいたいの内容は知っていますが、舞台はもちろん、小説も、数度も行わ

れた映画ですら、昨年2004年度版をつい先月WOWWOWで見たばかりですから、あんまり知ら

ないに等しいのですが、見たことのない時期から、なぜか心惹かれるものをこの作品に持っていま

した。

顔を半分仮面に隠しているというところも、その理由にあったかもしれません。内容でいうと、ふため

も見れない顔をファントムがしているということですが、人間誰しも、表の顔と裏の顔を持っているも

のですよね。

考えてみると顔とは、人の心の仮面そのものなんですよね。表情豊かだとか、顔の表現力が

どうのこうのとかよく言われたりしますけど、その人の顔や表情が、その人の思いを反映させている

ことは、まずほとんどありません。

オペラ座の怪人のファントムが、仮面の下に彼の悲しい秘密と宿命を隠しているのとおなじように、

人の顔というのは、そのたぎった思いを、悲しい嘘を、絶望を、叶わぬ願いを、渇望を、そして喜び

と愛情をたっぷり隠しているに違いありません。

でも、人の顔の方が、仮面より幸せなことは、表情がひとつしかないというだけではなくて、

本当の顔を見せる機会を持つところでしょうか・・・。わたしは、そう思います。

ちなみに、この2004年度版は、字幕に問題あり!!とコアなオペラ座の怪人ファンを騒がせている

ようです。ちなみに、舞台や映画ごとにいろんな解釈があるようで、お好きな方はいろいろ試される

とおもしろいと詳しい友人がこぼしておりました。ただ、おもしろいことに、ガストン・ルルーの原作と

同じ解釈のものがないというのも特徴だそうです。

それにしても、わたしが見た映画のファントムはずいぶん男前でした。内容はとてもよかったのです

が、ファントムが醜い顔とはとても思えず、ヒロインの嫌悪感がちっとも共感できませんでした。


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変わらないものを愛してしまう私たち [今日は何の日]

新しい仕事が始まって、およそ2週間です。まだまだ、すごく慣れなくて、仕事に振り回されている

感じです。今までやっていた分野とまったく違う仕事、30の手習い状態ですが、楽しいと言えなくも

ない、ま、なんにしろこれからという感じです。

今日は、1969年に人気テレビドラマ「男はつらいよ」が最終回を迎えた日です。およそ、35年前です

ね。本当は奄美大島で亡くなる予定だったテレビ版寅さんは、予告を見て抗議殺到したファンの

おかげで生き延び、その後48回の映画を生き抜き、日本の正月(渥美清さん自身が高齢になる前

は年二回だった)の顔となったのです。

わたしの両親はこれがとても好きで、毎回映画館に足を運んでいました。フーテンなところはあるけ

ど、人情に弱い、その上妹思いだが、家族の中では問題児、主演の渥美清さんが亡くなるその日

まで、青春の中を生き続けた寅さんはある意味、日本のその時代を象徴していたのかもしれませ

ん。

それにしても、日本には、長寿ドラマが多い気がします。現在では「渡る世間は鬼ばかり」でしょう

か。「時間ですよ」も出演者を替えたりしてあの手この手で、何度もドラマ化されていました。

最近「踊る大捜査線」がいろんなシリーズでドラマ化され、最終的には映画化されました。水戸黄門

も忘れてはいけません。

アニメの世界でも、サザエさんとドラえもんは声優は変わっても健在。ちびまるこちゃんやクレヨンし

んちゃんもその域へ仲間入りするのも時間の問題でしょう。本の世界にもシリーズは多数あります。

私たち、日本人は、長年の流れで「伝統」というのをとても大事にするところがありますが、そういう

のがこういうところに表れているのではないかと私は思っています。

現代の若者は、伝統を打ち破り新しいものを創造していく・・・など言われますが、時代の流れにより

多少の事柄が変わることはあるとは思いますが、若者の中にも急激な変化を望む人よりも、旧来の

流れのものを愛する人が多いと思います。だからこそ、寅さんは48回も恋の相手は変わろうとも、い

い雰囲気になっても、最後は失恋し、家族からはおこられ、妹を心配させ続けられたのです。

でも、これをノスタルジーとか、後ろ向きとは思いません。生れ落ちてから、きっと死ぬまで、

私たち自身は変わり続けなければなりません。一瞬たりとも、同じ自分でいられません。

だから、変わらないものを愛さずにはいられないのでしょう。


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青いヴェールをまとった花嫁 [今日は何の日]

今更ですが、私は日本人です。

わたしは、普段自分が「日本人」であることは、あまり自覚しません。

なぜなら、それを自覚する機会は、なかなかありませんから。自分のことを聞かれたりする、何かの

登録やアンケートに答えたりする機会があっても、国籍を聞かれることは、日本にいてはまずありま

せん。

でも、自分が日本人だと自覚してやまない時もあります。

それは、海外に行った時は、何を尋ねられなくても、「日本人である私」と向き合っている気がしま

す。それに必ず尋ねられます。「どこから来たのですか?」はいろんな国の言葉で、

よく聞かれますし、わたしも尋ねています。

そういう時間は、とてもいいと思います。「故郷は遠くにありて思うもの」という言葉がありますが、

まさにその通り、ああ本当に、日本とはよきにしろ悪気にしろ、自分の生まれた国だと思うのです。

だから、もっといい国にしたいと。自然を大切にして、人と人のつながりを大事にしたいと。

今日は、1961年にソ連の宇宙飛行士ガガーリンが、人類初の宇宙飛行に成功した日であります。

その時「地球は青かった」という言葉を残したと言われてますが、実際は

「地球は青いヴェールをまとった花嫁のようだった」

と言ったそうです。彼は本当は、詩人にも向いていたかもしれません。

地球が青いことは知っていますし、写真で見ることもあります。

でも、自分が地球に生まれたことを考えることはありません。

もし、私が生きているうちに宇宙に行き、地球を見ることができたら、

わたしは地球に生まれたんだと今よりも深く思うことができるでしょう。

使い古された言葉でありますが見た限り国境もなく、そしてまるく、青いヴェールをまとった花嫁のよ

うな美しい地球。

くさい言葉ではありますが、なるべく出来うる限り長い間、

地球を、まるく、青く、なるべく争いもなく、これ以上の痛みを受けることなく、みんなに愛される

いつまでも美しく幸せな花嫁でいてほしいと、わたしはきっと宇宙船の中で、願っているに違いあり

ません。

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