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通り雨 [小説、本]

今朝、出勤の途中駅に向かいながら、案の定雨が降り出し、

「やっぱり・・・・」と思いながら、傘をさしたら、あっという間にすごい大雨状態の雨脚。

そして、ものの15分ちょっとで雨が止んでしまいました。

朝の天気予報では午前中雨、午後は曇り。

でも普通、雨の日はもっと長い時間で、もっとゆっくり振り続けるイメージ。

今朝の雨は通り雨のような感じでしたが、イメージ的には夕立のような、まさにスコールといった風情。

やっぱり、温暖化で、日本はもはや温帯湿潤じゃなくて、亜熱帯へ変化しているのではないかと、

身を持って何かしらの恐怖を感じました。

やはり、なるべく車は使わず公共のものに乗ろう、家での冷房は減らそう、

使わないコンセントは抜いて、ごみを減らして、今以上にリサイクルして、

テレビを見ていないときはだらだらせず消そうと、

まず日々できることを改めて思い返したりしました。

それにしても、明日で8月も終わり。

暑さにもさよならといいたいところですが、残念ながら残暑はことのほか厳しい模様です。

そんな暑い今年の夏の私の読書は「浅田次郎」でありました。

泣きの浅田と言われますが、どっぷり暑いのに、はらはら泣きこれまた熱い心で

読んでいた夏でした。

特に、浅田氏の作品の泣きもの(極道ものはまちまちしか読んでません)は

ほとんど読んだはずですが、タイトルの雰囲気や他に読みたいものに浮気して

読みそびれていたものも、結構もらさず読んだ夏であったと思います。

特に「日輪の遺産」はよかったです。

一見、タイトルだけだと小難しい歴史物に感じますが、

読み終わった後は、サスペンスもあるし、なんだか大人にとっての

少しほろ苦い童話だという感じがしました。

私などは、吹けば飛ぶような小さな存在ですが、それでも歴史を造っているひとりでは

あるのだと、なぜか実感をしたりもしました。

だからこそ、宇宙船地球号はタイタニックにはしないのだと、

そのためにできることをまずやろうと思う今日この頃です。














日輪の遺産 (講談社文庫)

日輪の遺産 (講談社文庫)

  • 作者: 浅田 次郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1997/07
  • メディア: 文庫


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コメント 4

horigon

浅田次郎さんは、気になる存在ではあるんですが、未だに
読んだことがありません。
やはり、リアルでご活躍の作家の作品を読まないといけませんね。

地球環境のこと、本当に心配です。
おっしゃるとおり、小さなことかもしれませんが、まず、身の回りで
自分の出来ることをやろうと思っています。
それから、政治家は、いろいろな利権争いを超えて、宇宙船地球号
を守ってもらいたいですね。
いずれにしても、人間の英知は必ずこの危機を乗り越えると信じたいものです。
by horigon (2007-08-31 06:11) 

たいへー

自分の家は綺麗にするのにね。
地球全体も掃除出来るはずなんですけど・・・
by たいへー (2007-08-31 09:30) 

takepii

horigonさん。
いつもありがとうございます。
そうですね。
人間の英知がこの危機を乗り越えてそれが、
何かしらの糧になれば・・・・と思います。
ぜひ、お読みくださいませ。

たいへーさん。
いつもありがとうございます。
本当ですね。
自分の家はきれいにしますよね。
大きな家であるはずですものね。
by takepii (2007-09-09 11:21) 

鯉三

わたしもまだ浅田作品を読んだことがありません。
読まず嫌いで済ませないで、ちょっと軽い気持ちで読んでみようかな。
こちらはずいぶん過ごしやすい気候になりました。
by 鯉三 (2007-09-11 00:32) 

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