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エジソンの活動写真 [今日は何の日]

日曜日、ダヴィンチコードのあまりの映画館の前の込み合いに負け・・・、

ひととおりブームが過ぎてから見ようと決心。そのかわり、間宮兄弟を近々見ようかと思っていま

す。面白いという人と、そうじゃない人といますが、だからこそ映画はおもしろいと思います。

さる高名な映画評論家である淀川長治さんが、「どんな映画にもいいところは必ずある」と

言ってらっしゃいましたが、それこそが映画の真理のような気がします。手間ひまかけて創られ、

けっこうな値段を払って、映画館に見に行くという行為。映画館の照明が落ちる瞬間は、

どんな映画であろうとも、何度経験しようとも、心がぞくぞくするようなわくわく感を得ることができま

す。

ちなみに、今日5月22日はかの有名な発明家であり、事業家でもあるエジソンが、1891年に

初めて活動写真を公開した日だそうです。エジソンの1%のきらめき・・・うんぬんはあまりにも

有名ですばらしい言葉ですが、この映画の発明もまた、その他の便利なものとは少し違う、

ステキで夢がある発明でした。この活動写真があるからこそ、映画という娯楽が生まれ、産業がで

き、それが芸術まで発展したのでしょう。

冒頭でも触れたダヴィンチコード。世界中で、単なる映画評論とは違う、論議が巻き起こってます

が、わたしは、映画はやはり娯楽というものであり、思想や宗教を表わすものではないと思います。

この映画も、何かの思想に基づいて作られたものではないような気がしますが、それを見て心痛め

る人が実在するのだから、これはしょうがありません。でも、悪意で何か(キリストというべきか)を中

傷したつもりで作られていないだろうから、それが伝わらないのは、少し残念でなりません。

でも、少なからずとも、その映画を作る人々の思い(例えば美への賛辞であり、富への憧れであり、

平和の希求であり、恋のせつなさであり、生きる喜びであったりする)が入っているからこそ、映画

がおもしろいとも言えます。

なんにしても、このエジソンはすごい人ですね。でも、彼のおかげでわたしにも生きる喜びの源とな

る趣味が持てたということで、感謝してもしきれません。


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hanashinobu

こんばんは。『間宮兄弟』観にいかれる予定なんですね。週刊誌に掲載されてる時に病院で読んでたんですが、「どこがいいのか?何で映画なのか?」と最初疑問でした。でも、ポイントがずれてたんですね私。最近ちょっと興味が出てきてるんですがこっちでは上映が無いので、感想楽しみにしてます。「30歳越えの実家に住んでる男兄弟」の日常を垣間見たいです。
by hanashinobu (2006-05-23 00:14) 

たいへー

さすがの天才エジソンも、実業家にはなれなかったのです。
人間、一長一短ですね。 でも、一つの事が秀でているという事は
もの凄い事だと思いません? 
by たいへー (2006-05-23 06:01) 

takepii

hanasinobuさん。ありがとうございます。わたしも、映画って本当これって立派に映画になるの??と思えるものから、これネタの時は最高の映画になると思って楽しみにしていたら、見てみてありりっとなったことは、何度もあります。

たいへーさん。いつもありがとうございます。エジソンは、おもしろい人だと思います。既成概念を破る人こそが後になにかをのこせるのかもしれません。
by takepii (2006-05-23 06:51) 

クリス

そうですよね。どんな映画でも、製作者達は精魂込めて面白いものを作ろうとしてますよね。ただ、視点がズレてたりお金もうけに走ったりと迷走したものも多いですが、そんな映画にもどこかいい所、ちょっと光る所はあると思いマス☆
by クリス (2006-05-23 23:56) 

鯉三

いつまでも映画がこの世の中に存在してくれることを願っています。
by 鯉三 (2006-05-24 00:09) 

takepii

蟻銀さん。ありがとうございます。そうですね。金儲け主義の映画はありますね。でも、好き嫌いで選ばれるのが、映画ですものね。

鯉三さん。いつもありがとうございます。わたしもまったく同感です。見たいものは、まだまだたくさんあります。
by takepii (2006-05-24 21:47) 

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